お悩み外来OUTPATIENT

日常生活の中でお子さんについて親御さんが悩まれていること・気になることはたくさんあると思います。私もその一人です。
当院では「お悩み別外来」と称してさまざまなお悩みの相談を受け付けています。
代表的なものとして

を挙げていますが、お悩みごとは人それぞれ。なんでもよいので相談してみてください。
一緒にお子さんにあった解決策を探していきましょう。
こんなこと相談していいのか?ということも、医学的な専門知識をまじえてお答えします。

例えば、便秘で受診される方たちも、どのようなことが原因で便秘になっているか人それぞれです。
おくすりにしてもその子に合う・合わないがあります。
「便秘だからこのクスリ」というのではなく
「この子の便秘にはこういう食事習慣や生活リズム、このおくすりでこういう使い方!」
といった治療を目指しています。
オーダーメイドな対応を考えていきましょう!

お悩み別外来で初診の方は火・水・木・金にお願いします。

Poop Outpatient Clinic

うんち外来

便秘の患者さんは30人に5~6人いるといわれています。
1クラスに5~6人です。多いですね。
便秘は強い腹痛が特徴的です。
夜間救急をしていると顔を真っ青にして来院される方もいます。

便秘の原因は人ぞれぞれです。
食生活が原因だったり、そもそもその人の体質だったり。
便の問題なのか、腸管の問題なのか、基礎疾患の問題なのか。
お子さんの情報を共有したり、場合によってはレントゲン、エコー(超音波)検査をして原因や治療法を考えていきます。
便秘なのでこのクスリ!と、シンプルに治療してうまくいく方もいらっしゃいます。
しかし、なかなかうまく便秘がコントロールできず腹痛で悩んでいる方は一度ご相談ください。

それぞれの便秘に対してどのような便秘治療が必要なのかを判断していきましょう。
disimpactionって?排便回数の適切な回数って?治療はどう組み合わせるの?食事はどうしたら?
その子にあった治療法を提示していきますので、一緒に治していきましょう。

Night Cryin Outpatient Clinicg

夜泣き外来

夜泣きやなかなか寝付かない、途中で起きて家族総出で早すぎる早起きをしてしまう。
夜尿(おねしょです。意外と多い)がある。
こんな「ねんね」にまつわるお困りごとはないでしょうか。

睡眠リズムなど睡眠にまつわることは年齢によって変わっていきます。
よく聞くレム睡眠・ノンレム睡眠のサイクルも大人とこどもでは全く違います。

睡眠は健全な成長には不可欠な因子です。
その子の成長段階に合わせた睡眠改善を目指し、
大事なホルモンが分泌されるゴールデンタイムを逃さず、身体を休める時間を持ちましょう。

おねしょも原因もいくつかあります。
尿が多いのか、膀胱が過敏なのか、膀胱のサイズが小さいのか、発達が遅れているのか、など原因検索は重要です。

原因を基に基本的には生活習慣の改善からアドバイスし、
それでもねんね問題が解決しない場合にはおクスリを試すようにしていますが、
最初から非薬物療法と薬物療法を組み合わせる方もいます。

大事な宿泊イベントがあるので絶対におねしょはしたくない!
そんな方は今の内から頑張って一緒に治していきましょう!

Picky Eater Outpatient Clinicg

偏食外来

こどもが好き嫌いなく自分がつくった食事をたくさん食べてくれると親はとても嬉しいですよね。
食事へのかかわり方もこどもの成長に応じて変わっていきます。

第一段階

新生児~6か月の母乳・ミルク問題。
飲んでくれない、飲んだら下痢する。必要な哺乳量やカロリー量は?
不足しがちな栄養素は?赤ちゃんのサプリってどうなっているの?

第二段階

6か月~1歳半の離乳食が進まない問題。ミルクorフォローアップミルク?
食べてくれない。食への興味が進まない。お菓子はいいの?どのように食べさせる?
意外と食事に関することは具体的には教えてくれないことが多いのではないでしょうか?
自分の子には合っていた食事方法が他の子にも合うとは限りません。
「空腹になればどうせ食べる」と考えていませんか?
たしかにそういう一面もあるかもしれませんが、こうしたらもっと早く食事に馴染んでいけるのに、ということを医学的に証明されていることを参考にお話ししたいと思います。

第三段階

2歳以降の偏食問題。偏食ってどのくらいから偏食なのかご存知ですか?
実際には30品目以上食べていれば偏食ではなく、「好き嫌い」であり、栄養的には偏りなく摂取できていることがあります。
詳しくどの程度、どのくらいの品目を食べているのかを把握することは大事です。
そもそも偏食って悪いことなの?偏食させないようにするのは親のエゴ?
必ず食生活を直したほうがよいかどうか見直していきましょう。